HubDB × スプレッドシート同期

Google Apps Script(GAS)を使ってスプレッドシートのデータをHubDBに自動同期し、HubSpotのWebサイトやブログで動的に表示する方法

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読了時間: 7分

HubDBとは

HubDBは、HubSpot CMS内で使えるリレーショナルデータベースです。

スプレッドシートのような表形式でデータを管理し、HubSpotのWebサイトやブログ、LPに動的なコンテンツとして表示できます。

表形式のデータ管理
説明行と列でデータを整理、スプレッドシート感覚で編集可能
API経由でのアクセス
説明外部システムからデータの読み書きが可能
HubLでの表示
説明テンプレートやモジュールから動的にデータを取得・表示
公開/非公開の制御
説明下書き状態と公開状態を分けて管理

スプレッドシート同期のメリット

なぜスプレッドシートとHubDBを連携するのか?その理由を解説します。

既存の業務フローを活かせる

多くの企業では、すでにGoogle Sheetsで各種データを管理しています。

  • 商品マスタ
  • 店舗一覧
  • ランキングデータ
  • キャンペーン情報

これらをHubDBに手動でコピーするのは手間がかかります。GASで自動同期すれば、スプレッドシートを更新するだけでWebサイトに反映されます。

複数人での編集がしやすい

スプレッドシートは共同編集に優れています。

  • 営業担当が店舗情報を更新
  • マーケティング担当がキャンペーン情報を追加
  • 分析担当がランキングデータを集計

それぞれの担当者がスプレッドシートを更新し、定期的にHubDBに同期することで、常に最新の情報をWebサイトに表示できます。

外部データの活用

Google Analyticsからエクスポートしたアクセスデータや、POSシステムからの売上データなど、外部システムのデータもスプレッドシート経由でHubDBに取り込めます。

データフローの全体像
外部データソース

GA / POS / 基幹システム

Google Sheets

データの集約・加工

GAS

定期実行で自動同期

HubDB

HubSpot内のDB

HubSpotサイト / ブログ / LP

HubLモジュールで動的表示

同期の基本フロー

スプレッドシートからHubDBへの同期は、以下の4ステップで行います。

HubDB同期の流れ
① 公開終了(Unpublish)

現在公開中のHubDBテーブルを非公開状態にする

② 既存データ削除

テーブル内の下書きデータをすべて削除

③ 新規データ登録

スプレッドシートから最新データを登録

④ 再公開(Publish)

テーブルを公開状態に戻し、サイトに反映

なぜこの流れなのか

HubDBには「下書き」と「公開」の2つの状態があります。

データを更新する際は、一度公開を終了して下書き状態にし、データを入れ替えてから再公開します。これにより、データ更新中にWebサイトで中途半端な状態が表示されることを防げます。

必要な準備

HubDB同期を始めるには、以下の準備が必要です。

1. HubSpot側の準備

  • CMS Hub Professional以上のプラン
  • HubDBテーブルの作成(カラム定義を含む)
  • Private Appの作成とアクセストークンの取得

2. Google側の準備

  • 同期元となるスプレッドシート
  • Google Apps Scriptの基本知識

3. 権限の確認

HubSpot Private Appには、以下のスコープが必要です:

cms.hubdb.tables.read
用途テーブル情報の読み取り
cms.hubdb.tables.write
用途テーブルの公開/非公開操作
cms.hubdb.rows.read
用途行データの読み取り
cms.hubdb.rows.write
用途行データの追加/削除

次のステップ

この仕組みを実際に構築するには、以下の記事を参照してください。

  • GASによるデータ送信: APIを使った同期コードの実装
  • HubLモジュールでの表示: HubDBデータをサイトに表示するモジュール作成
  • 活用事例: ランキング表示やショップ一覧など具体的な使い方

まとめ

HubDB × スプレッドシート同期により、以下が実現します。

  • 業務フローの効率化: 既存のスプレッドシート運用を活かせる
  • リアルタイム性: 定期同期で常に最新情報を表示
  • 柔軟なデータ活用: 外部システムのデータもWebサイトに反映
  • 運用の分担: マーケター、営業、分析担当それぞれが得意な方法でデータ更新

スプレッドシートで管理しているデータを、HubSpotのWebサイトで活用したい場合に検討してみてください。

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