HubDBとは
HubDBは、HubSpot CMS内で使えるリレーショナルデータベースです。
スプレッドシートのような表形式でデータを管理し、HubSpotのWebサイトやブログ、LPに動的なコンテンツとして表示できます。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 表形式のデータ管理 | 行と列でデータを整理、スプレッドシート感覚で編集可能 |
| API経由でのアクセス | 外部システムからデータの読み書きが可能 |
| HubLでの表示 | テンプレートやモジュールから動的にデータを取得・表示 |
| 公開/非公開の制御 | 下書き状態と公開状態を分けて管理 |
スプレッドシート同期のメリット
なぜスプレッドシートとHubDBを連携するのか?その理由を解説します。
既存の業務フローを活かせる
多くの企業では、すでにGoogle Sheetsで各種データを管理しています。
- 商品マスタ
- 店舗一覧
- ランキングデータ
- キャンペーン情報
これらをHubDBに手動でコピーするのは手間がかかります。GASで自動同期すれば、スプレッドシートを更新するだけでWebサイトに反映されます。
複数人での編集がしやすい
スプレッドシートは共同編集に優れています。
- 営業担当が店舗情報を更新
- マーケティング担当がキャンペーン情報を追加
- 分析担当がランキングデータを集計
それぞれの担当者がスプレッドシートを更新し、定期的にHubDBに同期することで、常に最新の情報をWebサイトに表示できます。
外部データの活用
Google Analyticsからエクスポートしたアクセスデータや、POSシステムからの売上データなど、外部システムのデータもスプレッドシート経由でHubDBに取り込めます。
GA / POS / 基幹システム
データの集約・加工
定期実行で自動同期
HubSpot内のDB
HubLモジュールで動的表示
同期の基本フロー
スプレッドシートからHubDBへの同期は、以下の4ステップで行います。
現在公開中のHubDBテーブルを非公開状態にする
テーブル内の下書きデータをすべて削除
スプレッドシートから最新データを登録
テーブルを公開状態に戻し、サイトに反映
なぜこの流れなのか
HubDBには「下書き」と「公開」の2つの状態があります。
データを更新する際は、一度公開を終了して下書き状態にし、データを入れ替えてから再公開します。これにより、データ更新中にWebサイトで中途半端な状態が表示されることを防げます。
必要な準備
HubDB同期を始めるには、以下の準備が必要です。
1. HubSpot側の準備
- CMS Hub Professional以上のプラン
- HubDBテーブルの作成(カラム定義を含む)
- Private Appの作成とアクセストークンの取得
2. Google側の準備
- 同期元となるスプレッドシート
- Google Apps Scriptの基本知識
3. 権限の確認
HubSpot Private Appには、以下のスコープが必要です:
| スコープ | 用途 |
|---|---|
| cms.hubdb.tables.read | テーブル情報の読み取り |
| cms.hubdb.tables.write | テーブルの公開/非公開操作 |
| cms.hubdb.rows.read | 行データの読み取り |
| cms.hubdb.rows.write | 行データの追加/削除 |
次のステップ
この仕組みを実際に構築するには、以下の記事を参照してください。
- GASによるデータ送信: APIを使った同期コードの実装
- HubLモジュールでの表示: HubDBデータをサイトに表示するモジュール作成
- 活用事例: ランキング表示やショップ一覧など具体的な使い方
まとめ
HubDB × スプレッドシート同期により、以下が実現します。
- 業務フローの効率化: 既存のスプレッドシート運用を活かせる
- リアルタイム性: 定期同期で常に最新情報を表示
- 柔軟なデータ活用: 外部システムのデータもWebサイトに反映
- 運用の分担: マーケター、営業、分析担当それぞれが得意な方法でデータ更新
スプレッドシートで管理しているデータを、HubSpotのWebサイトで活用したい場合に検討してみてください。