Shopifyにないポイント機能の回避策

POSのポイントをShopifyのクーポンに変換してオンラインで利用可能にする仕組み

ポイントクーポン変換Shopify
読了時間: 6分

このトピックについて

Shopifyには標準でポイント機能がなく、サードパーティアプリも日本のPOSと連携できるものは限られています。そこで、POSのポイントをShopifyのクーポンに変換するという独自の仕組みを構築しました。

これにより、店舗で貯めたポイントをオンラインでも使えるようになりました。

なぜこのアプローチを選んだのか

Shopifyのポイント機能の現状

Shopify標準機能
問題点ポイント機能が存在しない
海外製アプリ
問題点日本のPOSと連携できない、日本語対応が不十分
国内製アプリ
問題点選択肢が少なく、カスタマイズ性が低い
フルスクラッチ開発
問題点開発コストが高い、保守も大変

クーポン変換という発想

変換の仕組み

全体フロー

ポイント→クーポン変換フロー
「ポイントを使う」をクリック

顧客がマイページで操作を開始

使用するポイント数を入力

例: 500ポイント

ポイント残高を確認

POSで現在の残高を確認し、残高 ≥ 使用ポイント数を検証

Shopifyで割引クーポンを自動生成

500ポイント = 500円引きクーポン(その顧客専用の一度きり使えるクーポン)

POSからポイントを減算

残高から500ポイントを引く

クーポンコードをメタフィールドに保存

後で確認できるように顧客のメタフィールドに記録

クーポンコードを画面に表示

「このコードをカートで入力してください」

顧客が見る画面の流れ

顧客の操作フロー
マイページ

現在のポイント: 1,250pt、[ポイントを使う]ボタンをクリック

ポイント入力画面

使用ポイント: 500pt を入力、発行されるクーポン: 500円引き、[クーポンを発行]ボタン

発行完了画面

クーポンコード: 70934-AB12CD-500、金額: 500円引き、有効期限: 2025年1月31日、[コピー][買い物を続ける]

カート画面

クーポンコード入力欄にコードを貼り付け → 500円割引が適用される

詳しく知りたい方へ

この仕組みを3つの記事で詳しく解説しています。

1. 変換アーキテクチャ

ポイント→クーポン変換の技術的な仕組みを詳しく解説します。

変換アーキテクチャ

2. クーポンの設計

発行するクーポンの仕様と、不正利用を防ぐための制約について解説します。

クーポンの設計

3. クーポン管理

発行したクーポンの管理方法と、取り消し機能について解説します。

クーポン管理

この仕組みの特徴

メリット

開発コスト削減
詳細Shopifyとポイントシステムの既存機能を活用
顧客にわかりやすい
詳細クーポンは馴染みのある概念
柔軟な運用
詳細ポイントとクーポンの交換レートを調整可能
監査しやすい
詳細発行・使用履歴が明確に記録される

考慮点

ワンステップ増える
対応策変換操作が必要(自動適用ではない)
クーポンコード入力が必要
対応策コピー機能で手間を軽減
有効期限がある
対応策1年間と長めに設定

この仕組みがもたらす効果

お客様にとって

  • 店舗で貯めたポイントをオンラインでも使える
  • クーポンとして形になるので使い忘れにくい
  • 金額が明確でわかりやすい

運営側にとって

  • 新規システム開発なしでポイント連携を実現
  • Shopifyの標準機能で割引処理が完結
  • ポイント使用状況の把握が容易

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