Shopify側のB2B割引設定

顧客タグ、セグメント、コレクション、クーポンの設定手順を詳しく解説

Shopify顧客タグクーポン顧客セグメントB2B設定
読了時間: 8分

Shopify側で必要な設定

B2B自動割引システムを動かすには、Shopify管理画面で以下の4つを設定します。

  1. 顧客タグ - B2B顧客を識別するための目印
  2. 顧客セグメント - タグを持つ顧客をグループ化
  3. コレクション - B2B対象商品をまとめる
  4. クーポン(割引コード) - 実際の割引処理を行う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ステップ1: 顧客にタグを付ける

B2Bアカウントには、特定のルールでタグを付けます。

タグの命名ルール

カテゴリコード-割引率

具体例:

なぜこの命名規則にするか

タグ名に割引率を埋め込むことで、フロントエンド側でタグを読み取るだけで割引率がわかります。

タグから割引率を抽出する流れ
タグ「standard-35」を取得
「35」を数字として抽出
35%OFFとして計算

後述しますが、このタグ名はそのままクーポン名にもなります。

複数タグの付与

1人の顧客に複数のタグを付けることも可能です。

例:あるディーラーが複数カテゴリを扱う場合

  • standard-35(標準カテゴリ35%OFF)
  • premium-25(プレミアムカテゴリ25%OFF)

この顧客がカートに両カテゴリの商品を入れた場合、それぞれに適切な割引が適用されます。

Shopifyでのタグ付け方法

  1. 管理画面顧客 → 対象の顧客を選択
  2. タグ欄に上記のルールでタグを入力
  3. 保存

一括でタグ付けしたい場合は、CSVインポート機能や、Admin APIを使った自動化も可能です。

ステップ2: 顧客セグメントを作成

顧客セグメントは、特定の条件を満たす顧客をグループ化する機能です。これにより、「このタグを持つ人だけ」を対象にしたクーポンが作れます。

セグメントの作成手順

  1. 管理画面顧客セグメント
  2. 「セグメントを作成」をクリック
  3. 条件を設定

条件の設定例

顧客タグ が standard-35 を含む

この条件で保存すると、standard-35 タグを持つ顧客だけが含まれるセグメントが作成されます。

タグごとにセグメントを作成

各タグに対応するセグメントを作成します。

ステップ3: 対象商品のコレクションを作成

B2B向けに割引する商品をコレクションにまとめます。

コレクションの作成手順

  1. 管理画面商品管理コレクション
  2. 「コレクションを作成」をクリック
  3. コレクション名を入力(例:B2B Standard Products
  4. 手動または自動で商品を追加

自動コレクションの活用

条件を設定して自動的に商品を追加することもできます。

例:

  • 商品タイプが「Standard」の商品を自動追加
  • 特定のベンダー(ブランド)の商品を自動追加

コレクションの設計例

ステップ4: クーポン(割引コード)を作成

いよいよ核心部分です。タグ名と完全に同じ名前のクーポンを作成します。

クーポン作成手順

  1. 管理画面ディスカウント → 「ディスカウントを作成」
  2. ディスカウントコードを選択
  3. 以下の設定を行う

重要な設定項目

コード名:

standard-35

(タグ名と完全一致させる)

ディスカウントタイプ:

  • 割合(パーセンテージ)

ディスカウント値:

35%

(タグ名の数字と一致させる)

適用対象:

  • 特定のコレクション → B2B Standard Products を選択

顧客の資格:

  • 特定の顧客セグメント → B2B Standard 35 を選択

使用制限:

  • 1人のお客様が使用できる回数:無制限(または任意)

設定のまとめ表

他のタグ用クーポンも同様に作成

設定の確認ポイント

チェックリスト

  • [ ] 顧客にタグが正しく付いているか
  • [ ] セグメントに該当顧客が含まれているか
  • [ ] コレクションに対象商品が入っているか
  • [ ] クーポン名がタグ名と完全に一致しているか
  • [ ] クーポンの対象顧客がセグメントになっているか
  • [ ] クーポンの対象商品がコレクションになっているか

よくあるミス

  1. タグ名とクーポン名の不一致

    • standard-35Standard-35 は別物扱い
    • 大文字・小文字、スペースに注意
  2. セグメントの条件ミス

    • 「含む」ではなく「等しい」を選んでしまう
    • 複数条件の AND/OR を間違える
  3. クーポンの対象設定漏れ

    • セグメント指定を忘れて全員に適用可能になってしまう

新しいB2Bアカウントの追加フロー

この設定が完了していれば、新しいB2Bアカウントの追加は簡単です。

  1. 顧客にタグを付ける(例:standard-35
  2. 以上!

タグを付けるだけで:

  • 自動的にセグメントに追加される
  • そのセグメント用のクーポンが適用可能になる
  • ヘッドレス側で会員価格が表示される

次のステップ

Shopify側の設定が完了したら、次はヘッドレス(Next.js)側の実装です。タグを読み取って価格を計算し、クーポンを自動適用するロジックを見ていきましょう。